パンケーキを毒見する
~あなたも毒味してみませんか?パンケーキ政権の甘い罠~
就任早々の大手メディアの政治担当記者とのパンケーキ懇談会はその第一歩なのか?と注目され「パンケーキを食べるかどうか?」にメディアの権力に対する姿勢が問われた。果たして、菅首相はいったい何を考えているのか?安倍政権との違いとは、コロナ対策で国民の命を預けるに値する人物なのか?“もしかしたら我々は、権力を行使したいだけの実体のない男に日本を預けてしまったのではないか・・・”。
本作では、石破茂氏、江田憲司氏らの政治家、前川喜平氏などの元官僚、その他ジャーナリストや各界の専門家が、菅義偉という人物について、そして菅政権が何を目指して、日本がどこにいくのか語り尽くす。
叩き上げの苦労人にして、ついには首相にまで登りつめたその実力、見た目からはわからない凄さや怖さ。野心を秘め、粛々と進めていくその姿は、したたかと感じている人も多いのではないだろうか。もしかしたら、今ののらりくらり、まともに答えようとしないその態度は、国民を政治から無関心にさせるための戦略なのか?!映画は菅首相のこれまでの国会答弁も徹底的に検証し、ポーカーフェイスの裏に何が隠れているのか探っていく。
だが本作は、いたずらに異議を唱えたり、スキャンダルを暴こうとする政治ドキュメンタリーではない。むしろ観る者は、ブラックユーモアや風刺アニメを愉しみつつ、様々な角度から浮き彫りにされる菅政権ひいては日本の「変なところ」を考えてもらうという、バラエティ要素を盛り込んだかつてない政治ドキュメンタリー映画となっている。
つまり、ふわふわに膨らんで美味しそうなのに、中身はスカスカな、まるでパンケーキのような菅政権を作ったのは、果たして誰なのか?みんなで一緒に毒見してみませんか?
無限の可能性を秘めた子どもたちが
未来をつくり、平和の担い手であることを再発見させてくれる、
珠玉のドキュメンタリー!!
錚々たる著名人たちが受けたとして知られる≪モンテッソーリ教育≫。イタリア出身のマリア・モンテッソーリが20世紀初頭に考案し、世界中に普及しているこのメソッドとは、一体どんなものなのだろうか?本作ではフランス最古のモンテッソーリ学校に通う、2歳半~6歳の28人のクラスを2年3か月にわたって観察。 そこにはユニークな教具を使って、水差しの中身を測ったり、花の茎をハサミで切ったり、パズルをしたり……楽しく“お仕事”する子どもたちの姿が!
本作のガイド役は、著作から引用されたモンテッソーリ自身の言葉の数々と、カメラを回すアレクサンドル・ムロ監督。その声を本上まなみと向井理が務めた。
二人の声に導かれ、大好きな“お仕事”を楽しむ子どもたちの自然な姿を通して、その過程で訪れる魔法のような瞬間を紡ぐ本作は、私たちに教育の大切さや育児のヒントをもたらしてくれるだけではない。何よりも子どもたちが決して単なる「ちいさな大人」ではなく、自由な意思を持つ社会の一員であること、そして平和で寛容な世界の作り手であることを開眼させてくれる、珠玉のドキュメンタリーなのである。
1999年、2005年、2019年ー。
3つの時代で見つめる、一人の男とその【家族・ファミリー】の壮大な物語。
この物語は、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー。男は自暴自棄になっていた少年期に、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで心の救いを得て父子の契りを結びます。しかし時はうつり、彼にも愛する自分の家族ができます。一方、暴対法※の施行はヤクザの有り様と男の環境を一変させます。男の選んだ生き方は様々な矛盾やハレーションをおこし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていくのでした。
※暴力団対策法:1992年に第一次が施行され、2012年に第二次が施行。それまで社会の闇として隠然と力をふるっていた暴力団の無力化に大きく役立ち、企業や地域社会への影響力を減じる契機となった。
是枝裕和が惚れ込んだ新たな才能!
佐藤快磨監督、劇場デビュー作品
生き方に迷うすべての大人たちに贈る青春グラフィティ
秋田県・男鹿半島で暮らす、たすく(仲野太賀)は、娘が生まれ喜びの中にいた。一方、妻・ことね(吉岡里帆)は、子供じみていて 父になる覚悟が見えないたすくに苛立っていた。大晦日の夜、たすくはことねに「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に例年通り参加する。しかし結果、酒を断ることができずに泥酔したたすくは、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま全裸で男鹿の街へ走り出す。そしてその姿がテレビで全国放送されてしまうのだった。ことねには愛想をつかされ、地元にも到底いられず、逃げるように上京したものの、そこにも居場所は見つからず、くすぶった生活を送っていた。そんな矢先、親友の志波(寛一郎)からことねの近況を聞く。ことねと娘への強い想いを再認識したたすくは、ようやく自らの愚行と向き合い、地元に戻る決意をする。だが、現実はそう容易いものではなかった…。果たしてたすくは、自分の“生きる道”、“居場所”を見つけることができるのか?
すべてを狂わせるこの女、聖母か。怪物か。
男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきた奔放な女・秋子(長澤まさみ)。シングルマザーの彼女は、実の息子・周平(郡司翔)に奇妙な執着を見せる。幼い周平にとってもまた、頼れるものは母親しかいなかった。やがて身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは成長した周平(奥平大兼)をひとつの殺害事件へ向かわせる。
『新聞記者』は序章にすぎなかったー
「フィクション」を越えた衝撃の「リアル」!
蔓延するフェイクニュースやメディアの自主規制。民主主義を踏みにじる様な官邸の横暴、忖度に走る官僚たち、そしてそれを平然と見過ごす一部を除く報道メディア。そんな中、既存メディアからは異端視されながらもさまざまな圧力にも屈せず、官邸記者会見で鋭い質問を投げかける東京新聞社会部記者・望月衣塑子。果たして彼女は特別なのか?この国の民主主義は本当に形だけでいいのか、メディアはどう立ち向かうべきか。菅官房長官や前川喜平、籠池夫妻など、ここ数年でよくメディアに登場した渦中の人間が続々と登場。森達也監督は、望月記者が見た光景をどう呈示し、それを我々はさらにどう見るのか、我々の鑑賞眼も試される。既存の社会派ドキュメンタリーとは一線を画する、新たな社会意識をもった前代未聞のドキュメンタリーが誕生した。
バブル崩壊直前!
日本で最も嫌われた伝説の漫画「宮本から君へ」が遂に実写映画化!
金なし!コネなし!勝ち目なし!・・・でも情熱だけは半端ない。熱血営業マン・宮本浩が“絶対に勝たなきゃいけないケンカ”に挑む!宮本の暑苦しくも切ない生き様を描いた“極限の人間讃歌エンターテイメントそして、極限の人間賛歌は、極限の愛の物語へ昇華する??宮本の熱量を、あなたは受け止められるか?生身の愛を求めない人、お断り!
「リアル」を撃ち抜く衝撃の「フィクション」
現代社会にリンクする社会派エンタテインメント
東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある強い思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。
息子と嫁と姑。
国境も常識も超える、戦慄のラブ&バイオレンス
未だに熱狂的なファンを持つ「ザ・ワールド・イズ・マイン」や、ドラマ化された「宮本から君へ」で再び脚光を浴びる、生ける伝説・新井英樹の傑作漫画の史上初の映画化作品。
監督は、原作「愛しのアイリーン」を“最も影響を受けた漫画”と公言する吉田恵輔。
一世一代の恋に玉砕し、家を飛び出した42歳のダメ男・宍戸岩男(安田顕)はフィリピンにいた。コツコツ貯めた300万円をはたいて嫁探しツアーに参加したのだ。30人もの現地女性と次々に面会してパニック状態の岩男は、半ば自棄になって相手を決めてしまう。それが貧しい漁村に生まれたフィリピーナ、アイリーン(ナッツ・シトイ)だった。岩男がとつぜん家を空けてから二週間。久方ぶりの帰省を果たすと、父の源造(品川徹)は亡くなり、実家はまさに葬儀の只中だった。ざわつく参列者たちの目に映ったのは異国の少女・アイリーン。これまで恋愛も知らずに生きてきた大事な一人息子が、見ず知らずのフィリピーナを嫁にもらったと聞いて激昂するツル(木野花)。ついには猟銃を持ち出し、その鈍く光る銃口がアイリーンへ……!
菅田将暉「帝一の國」×ヤン・イクチュン「息もできない」
寺山修司を鮮烈に現代に甦らせた、気鋭のダブル主演!
1960年代後半、激動の時代において、演劇、映画、文学とマルチに活躍し、今なおカルチャーアイコンとして注目され続けている寺山修司。彼が遺した唯一の長編小説が原作『あゝ、荒野』だ。この“心の荒野”を見つめた寺山の傑作が、現代に訴えるキーワードを取り入れて再構築、映画化。
2021年、人はまだ孤独なのか―。
ネオンの荒野・新宿でもがきながらも心の空白を埋めようとする二人の男の絆と、周りの人々との人間模様を描く、せつなくも苛烈な青春物語。
2021年新宿―。自分を捨てた母を憎み、周囲に牙をむき続ける不良・新次と、引っ込み思案で吃音と赤面対人恐怖症に悩む“バリカン”こと建二。ふとしたきっかけで出会い、プロボクサーを目指す対照的な二人。ネオンの荒野・新宿でもがきながらもボクシングへの挑戦で心の空白を埋めようとする二人の絆と、周りの人々との人間模様を描く、せつなくも苛烈な青春ストーリー。