1970年代に投資会社を設立したデヴィッド・シーゲルが80年代に自宅のガレージで始めたその子会社であるWestgate Resorts(ウェストゲイトリゾーツ)という小さな不動産会社は、その後、個人企業としては世界最大のタイムシェアの会社へと成長し、デヴィッド・シーゲルは一躍アメリカの富豪の一人となる。2000年に31歳年下で元ミセス・フロリダのジャッキーと結婚、ジャッキーは9年で双子を含む7人の子供を授かり、養子に迎えた姪を含め8人の子どもの母となった。一世帯が居住する戸建てとしては米国最大規模で、核シェルターまで備える予定だった「ベルサイユ」は、工事半ばで売りに出されたが、買い手がつかず、既に100億円から65億円まで値を下げ、現在も建築工事がストップしたまま手付かずの状態となっている。
写真家/映画作家。ハーバード大学でビジュアルと環境を学ぶ。若者カルチャー、ジェンダー、消費主義に関する数々の写真作品を発表。写真作品は広く出版、展示及び収蔵され、アメリカン・フォトによって最も影響力のある現役写真家25人の内の一人にも選ばれた。映像作品としては、本作のほかに『THIN』『kids + money』『Beauty CULTure』を発表。自身初の映像作品『THIN』は2006年サンダンス映画祭のコンペ部門に正式招待、ほかにもグリアソン・アワードを受賞した。また2009年『kids + money』でシネマ・アイ・オナーズ世界のノンフィクションショート作品のトップ5に選出された。本作では、サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞を見事受賞した。