映画『クィーン・オブ・ベルサイユ』

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カメラは見ていた!アメリカンドリームの頂点からどん底に落ちる大富豪の姿を。

2008年秋、リーマン・ブラザーズの破綻により世界的な金融危機が起こり、シーゲル夫妻も1,800億円もの純資産をもつ身から、数週間の間に1,200億円の借金を抱える身に成り下がった。そして、カメラは見ていたのだ、大富豪が転落していくその様を…。かくして「ベルサイユ」建設のドキュメンタリー映画は、大富豪の転落の記録映画として完成することとなった。2012年サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞を受賞、そのほか各主要メディアの評価も独占し、全米で大ヒットと遂げた本作に、人々は何をみたのか。一方、キング&クィーンは、今もなお「ベルサイユ」の夢を捨ててはいない・・・。

アメリカの大富豪シーゲル夫妻のアメリカ最大の邸宅建築計画!

無一文からタイムシェア(共同所有)リゾートビジネスで、巨万の富を得る大富豪となり、ジョージ・W・ブッシュを大統領にのし上げた男、夫デヴィッド・シーゲル。元ミセス・フロリダでグラマラスボディをもつブロンド美熟女のジャッキー。二人が抱いた野望の頂点は、アメリカ最大の邸宅建築だった。

アメリカの大富豪シーゲル夫妻のアメリカ最大の邸宅建築計画!

ローレン・グリーンフィールド監督は、このとてつもなく壮大なアメリカンドリームを記録すべく、邸宅完成までを記録するドキュメンタリー映画の撮影を2009年にスタート。1,000億円を超える年収を得、ラスベガスに巨大なビルを建て、絶頂期を迎えたデヴィッドの新たな富の象徴「ベルサイユ」。15のベッドルームに6つのプール、2つの映画館にローラースケートリンク、フルサービスのスパ、ひいては岩の洞窟に25メートルの滝まで・・・想像を絶する規模の"自宅"の建築は着々と進み、傍らでジャッキーは誇らしげな笑みを浮かべながら、破格の構想を語るのだった。まるで女王のように…。

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