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YOYOCHU SEXと代々木忠の世界

YOYOCHU SEXと代々木忠の世界

2011.01
  • 制作
  • 配給
DIRECTOR
  • 石岡正人

心まで裸になれ!
愛を問い続ける、魂のカメラ
唯一無二の映像作家“ヨヨチュウ”こと代々木忠、
知られざる波乱の人生

多くの著名人や識者からも支持されるAV監督・ヨヨチュウこと代々木忠。彼の作品は単なるAVの枠を超え、心理学や社会学、そして精神医療の観点からも語られる。華道家から極道を経て映画界入りし、AV黎明期には愛染恭子の本番シリーズや「ザ・オナニー」シリーズなど数々のヒット作/問題作を連発し、一世を風靡したAV界のカリスマ。彼が様々な分野にわたる試行錯誤を繰り返す最終的な目的は、「人はどうしたら幸せになれるか?」という永遠の課題を実現する事だ。そして戦後の邦画裏面史とも言える性産業の世界を牽引した偉大なカリスマは、ひとりの夫でもあり父親でもあった。世間との軋轢、多額の借金、家族との確執…。

本作はそんな彼が送ってきた数奇な人生と作品世界、そして作品の中に込められた普遍的なメッセージを、愛染恭子、加藤鷹、村西とおる、高橋がなりなどのピンク映画~AV界の周辺人物から、笑福亭鶴瓶(落語家)、槇村さとる(漫画家)和田秀樹(精神科医)など、彼の作品、著作本を評価している著名人までの幅広い証言をもとに、一つ一つ丁寧に紐解いてゆく。また代々木忠という一人の人間に鋭く肉迫していくと同時に、そこには彼が辿り共に歩んできた時代が投影され、性産業の歴史を検証するとともに、人間の性と愛を心の内側から切り取って赤裸々に提示する。

本作は田口トモロヲが映画では初のナレーション、リリー・フランキーが題字を担当。第5回ローマ国際映画祭に正式出品され世界に衝撃を与えたドキュメンタリー作品だ。

AWARDS

  • 第5回ローマ国際映画祭EXTRA部門正式出品