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キャスト -Cast-

門脇 麦 (白石 珠)

1992年8月10日生まれ、東京都出身。2011年にデビュー後、東京ガスのCM「ガスの仮面」で披露したクラシックバレエで注目を集める。ヒロイン役に抜擢された『愛の渦』(14/三浦大輔監督)では大胆な濡れ場に挑戦し、大きな話題を呼んだ。2014年第6回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、2015年第36回ヨコハマ映画祭日本映画個人賞最優秀新人賞、2015年第88回キネマ旬報ベストテン新人女優賞などを受賞。主な出演作に、大河ドラマ「八重の桜」(13/NHK)、『闇金ウシジマくん Part2』(14/山口雅俊監督)、「ブラック・プレジデント」(14/KTV・CX)、『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』(14/永田琴監督)、『死と恋と波と』(15/短編/松永大司監督)、『アゲイン 28年目の甲子園』(15/大森寿美男監督)、『合葬』(15/小林達夫監督)、連続テレビ小説「まれ」(15/NHK)、「探偵の探偵」(15/CX)、「お迎えデス。」(16/NTV)『太陽』(16/入江悠監督)など。今後の待機作に、『オオカミ少女と黒王子』(16/廣木隆一監督)、Netflix連続ドラマ「火花」(16/総監督:廣木隆一、原作:又吉直樹)などが控え、ますますの活躍が期待される若手女優の一人。

長谷川博己 (石坂史郎)

1977年3月7日生まれ、東京都出身。多くの舞台に立つ一方、「セカンドバージン」(10/NHK)、「鈴木先生」(11/TX)、「家政婦のミタ」(11/NTV)、「八重の桜」(13/NHK)、「雲の階段」(13/NTV)、「MOZU」シリーズ(14〜/TBS、WOWOW)、「デート~恋とはどんなものかしら~」(15/CX)など数多くのTVドラマに出演。2012年にはエランドール賞新人賞、橋田賞新人賞などを受賞する。映画では『セカンドバージン』(11/黒崎博監督)で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その他の主な出演作品に『映画 鈴木先生』(13/河合勇人監督)、『地獄でなぜ悪い』(13/園子温監督)、『舞妓はレディ』(14/周防正行監督)、『海月姫』(14/川村泰祐監督)、『ラブ&ピース』(15/園子温監督)、『進撃の巨人』前後篇(15/樋口真嗣監督)、『この国の空』(15/荒井晴彦監督)、『劇場版 MOZU』(15/羽住英一郎監督)、『セーラー服と機関銃-卒業-』(16/前田弘二監督)など。今後は主演作『シン・ゴジラ』(16/総監督:庵野秀明)の公開が控えている。

菅田将暉 (鈴木卓也)

1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年「仮面ライダーW」(EX)でデビューし、注目を集める。連続テレビ小説「ごちそうさん」(13/NHK)や「ちゃんぽん食べたか」(15/NHK)、「民王」(15/EX)などの人気テレビドラマに立て続けに出演、13年に主演映画『共喰い』(青山真治監督)がロカルノ国際映画祭コンペ部門に正式出品、同作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。14年『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)では高崎映画祭最優秀助演男優賞、日本映画批評家大賞助演男優賞など国内の映画賞を数々受賞。主な映画出演作に『王様とボク』(12/前田哲監督)、『男子高校生の日常』(13/松居大悟監督)、『陽だまりの彼女』(13/三木孝浩監督)、『闇金ウシジマくんPart2』(14/山口雅俊監督)、『海月姫』(14/川村泰祐監督)、『暗殺教室』(15/羽住英一郎監督)、『明烏 あけがらす』(15/福田雄一監督)、『ピース オブ ケイク』(15/田口トモロヲ監督)、『ピンクとグレー』(16/行定勲監督)、『星ガ丘ワンダーランド』(16/柳沢翔監督)、『暗殺教室‐卒業編‐』(16/羽住英一郎監督)など。待機作に『ディストラクション・ベイビーズ』(16/真利子哲也監督)、『セトウツミ』(16/大森立嗣監督)『何者』(16/三浦大輔監督)、『デスノート2016』(16/佐藤信介監督)、『溺れるナイフ』(16/山戸結希監督)などがある。

リリー・フランキー (篠原 弘)

1963年11月4日生まれ、福岡県出身。イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。初の長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は2006年本屋大賞を受賞し220万部を超え、絵本「おでんくん」はアニメ化。音楽活動では、総合プロデュースした藤田恵美「花束と猫」(ポニーキャニオン)が第54回 輝く!日本レコード大賞において優秀アルバム賞を受賞。俳優としては、映画『ぐるりのこと。』(08/橋口亮輔監督)でブルーリボン賞新人賞を受賞。また『そして父になる』(13/是枝裕和監督)では、第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を、『凶悪』(13/白石和彌監督)では同優秀助演男優賞を受賞。そのほか、同年の多数の映画賞、第6回伊丹十三賞も受賞。16年は、主演映画『シェルコレクター』(坪田義史監督)が公開されたほか、公開待機作に『お父さんと伊藤さん』(タナダユキ監督)、『SCOOP!』(大根仁監督)などがあり、17年には主演映画『美しい星』(吉田大八監督)が控えている。

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自分が出演した初号を観て、客観的に面白いなと思えたのは『二重生活』が初めてでした。いつもは自分の粗探しをしてしまうのですが、台本も自分の想像も超えた作品になっていたので、とても新鮮な感覚で観られました。私が演じた主人公、珠は自分が傷つかないように受け身で生きていた人で、自分の感情に蓋をしてきた年月が長く、それが当たり前になって自分の感情をリアルに感じられなくなっている女の子です。でもこういう珠が感じているような孤独感や虚無感に共感出来る方は多いのではないかと思います。珠は、他人を観察して、他人の動く感情を見て、結果的には自分の感情を見つめることになり自分自身変化していった。尾行は彼女にとって、リハビリみたいなものだったのかもしれません。

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完成した本編を観て、いい映画だなと思いました。 つい見入ってしまったといいますか。余計なことを考えることもなく、一観客として映画の世界に浸ることができました。2時間があっという間で、岸監督ならではの作品になっていると思います。岸監督は作家としてとても懐の深い方です。ご自身が書かれた脚本に手を加えることを厭わず、役者の意見にもしっかり耳を傾けてくださいました。今回『二重生活』で新しい現場、新しいモノ作りの楽しみを味わわせていただきました。

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岸組の撮影には、新しい可能性がたくさんあると感じました。年齢や作品を重ねるとどうしても新鮮なことが減っていくと思うのですが、面白みのあるチャレンジができそうな予感がしたというか。いい意味でどういう映画になるか想像できない部分があったので、そこが楽しみでした。実際に完成した本編は、尾行のシーンには関わっていないこともあって、自分が出ていた作品なのに客観的に観ることができて、すごく面白かったです。

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みんなが二重生活をしていて、何かしらに尾行され、監視されている。そういうテーマが明快に描かれている作品だと思います。誰もがこういう風に暮らしているんだと、胸が苦しくなるような負の共鳴性を感じました。すべてに渡って密度が濃くて、岸監督の執念が全編に込められています。人間が本来持っているスケベ根性みたいなものがいやらしい形ではなく凝縮されていて、すごく引き込まれました。前半は自分が出歯亀になってサスペンスとして観ていましたが、後半は人間ドラマになっていく。『二重生活』はありそうでない日本映画。 恋愛の映画でもあり、サスペンスでもあり、人間ドラマでもあると思います。

映画『二重生活』 2016年11月25日(金)Blu-ray&DVD発売 レンタルDVDも同時リリース

特典付き前売鑑賞券発売!