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原作はフランスの女性アーティスト、ソフィ・カルの「本当の話」から着想を得た直木賞作家・小池真理子が執筆した長編小説「二重生活」。この原作を、NHK「ラジオ」(文化庁芸術祭大賞受賞ほか多数受賞)など多くのドラマを手掛けた気鋭の映像作家・岸善幸が大胆に脚色、映画化に挑んだ。ヒロインを演じるのは、本作が単独初主演となる門脇麦、尾行される男に長谷川博己、恋人役に菅田将暉、指導教授役にリリー・フランキーと、多彩なキャストが岸のメガホンのもと総結集した。
リアルなカメラワークが伝える尾行による高揚感と胸騒ぎ、そして、その果てに浮かび上がるそれぞれの二重生活の向こう側にある孤独に、気づけば日常と内面までも侵食されてゆく―これは、ひとりの女性の心の成長物語。これまでの日本映画にはない、全く新しい心理エンターテインメントの誕生である。